7.ハンディクリーナー

ハンディクリーナーの開発では、吸引力、振動、騒音、ろ過能力、集塵箱、掃除のしやすさなどを検討する必要がありました。

 

しかし、エンジニアリングプロトタイプがすべて完成した後、吸引力の項目で、設計基準を満たせないことが判明しました。

 

高速エアホイールの構造やサイズ、モーターの機種や回転数など、さまざまなものを試し、適切なエアホイールの構造やサイズ、モーターの機種や回転数を決定した結果、吸引力は向上しましたが、それでも設計基準には達しませんでした。

 

そこで、集塵フードの吸気口の再拡大、カートリッジの材質の最適化など、エアダクト全体の設計の見直しに着手しました。フィルターは、使い勝手を向上させるため、外側のステンレスフィルターで大きな粒子を、内側のカートリッジで細かい粉塵を取り除く2層カートリッジ設計を採用しました。これにより、洗浄が容易になり、カートリッジの寿命も延びます。

 

継続的なテストと研究を行った結果、最終的に完成したハンディクリーナーは、すべての領域で当初の設計基準をクリアしています。

 

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